なんとなんと、
過日に放映されたNHK『あなたの街で夢コンサート』という番組に
渋谷毅さんが出演した。
もちろん、ピアニストとしてステージで演奏するために。
しかも、オーケストラのバックアップつきで。
ま、これについては、
たくさんのコメントが寄せられた
ご本人のブログ記事を参照していただくのが
ベストかと思うわけですが↓、
http://blog.carco.jp/?p=862や、これはなんとも得難い貴重な機会だった。
ご本人も「不思議な気分」と言っている
クラシック・オーケストラとの共演は、
僕的にも不思議というか何というか、
成長した我が子の晴れ舞台を観ているかのような
ある種の感慨を憶えることを禁じえない、
といったようなものだ(何だそれ?)。
この日の演目“Danny Boy”は渋谷さんお気に入りの楽曲で、
これまでもさまざまな局面で演奏されている。
いわゆるピアノ・ソロでは
CDでもライブでも演奏されているし、
森山威男さんとのデュオなんてのもありましたね。
個人的にはこの曲は、
ビートルズの“One After 909”のエンディングで
ジョン・レノンとポール・マッカートニーが
ふざけて歌っている曲として印象深いものですが(余談)。
そんな中でも今回はとりわけゴージャスな
オーケストラをバックに従えたバージョン。
もちろんすばらしい演奏だったけれど、
でもなんか笑っちゃうんだよね。
渋谷さん、いつものよれよれの服装で登場するし。
「演奏するにあたっての心構えは?」みたいなことを聴かれて、
「うーん…」としばらく考え込んだあげくに
「まあ、なるべく間違えないように、
あまりやりすぎないことを心掛けてるかな、省エネですよ」とか
ぼそぼそ面倒くさそうに答えるし。
や、渋谷ワールド全開といった感じで、お見事でしたが。
番組エンディングでは、
この日の出演者総出の演奏となったが(たぶん、
これがこの番組の恒例なのだろう)、
その時の演目はエルガーの“威風堂々”。
わはは、これにも大いに笑わせていただきました。
渋谷さんがマナカナやビリー・バンバンらと一緒に
大仰なクラシックを演奏してるんだもの(そもそも威風堂々って、
渋谷毅という人の成り立ちと、
あまりにかけ離れた四字熟語ですよね)。
よもや、
そんなものを拝見(拝聴)することになるとは思ってもみなかった。
Tomorrow never knows.
人生、何が起こるかわかったもんじゃないっすねぇ。
堪能いたしました。
そうそう、テレビということで、
これまでに経験のないクローズアップな状態で
演奏中の渋谷さんの指さばきを拝見したけれど、
なるほど、渋谷さんって
いつもこんな風にピアノを弾いてるんだ。
「へー」とか思う反面、
いかにも渋谷さんらしい弾きっぷりだなと妙に納得したり。
知る人ぞ知る(というのは、要するにどうでもいいこと、
という意味だったりするが…)プチ情報。
実は先月のなかばくらいを境に、
2年近く苦楽をともにした“青い稲妻号”に乗っていない。
何か特別な事情があるわけではなく、
べつの自転車に乗り換えたからというだけのことなのだけれど。
とはいえ、新車を購入したというわけでもなく、
新たにパートナーシップを結んだ我が相棒は、
つい最近まで
和光店主の息子(高1)が使用していたもの。
彼自身は新車を手に入れて、
それまで乗っていた(けっこうくたびれて、
機能的にもいささか問題を抱えた)チャリが不要になり、
処分するにもいくらか費用が掛かるし、ということで
おさがり(僕の方がはるかに歳上なので、
この場合は「おあがり」だろうか?
や、でもヤツは社長なんだよな、やはり「おさがり」か)として
僕が貰い受けることになったのだった。
実際に走らせてみると、
前輪のブレーキはワイヤが切れてしまっていて
まったく機能しないし、
タイヤの空気もずいぶん長いこと入れられていないらしく、
またあちらこちら広範囲に渡ってサビも出てしまっていて、
スムーズに走行するとは言い難い。
ありがたくいただいたとはいえ、
いざ出発しての築地から我が家までの道のりは
かなりの重労働を強いられるものとなり、
「こいつ、使いものになるんかいな?」と
疑念を感じざるをえなかったのだが。
とにもかくにも家に持ち帰って数日後、
修理するべきところは修理し、
最低限必要と思える手入れをあれこれしてみたところ、
はじめて乗った時の印象からは考えられないくらいに
気持ちよく走るようになった。
となると、話はまったく変わってくるわけで。
ブラックボディの26インチ径・6段変速車は、
慣れ親しんだ20インチのママチャリとは
そもそもマシンパワーが格段に違う。
日常的にかなりの長距離をチャリで移動している身としては、
その移動時間が一気に短縮されたことがまことにありがたく、
今はどこに行くにもこれに乗ることになってしまった、
あっさりと、あっという間に。
や、さんざん世話になった“青い稲妻号”を
邪険にしているようで心苦しい、といった感もありますが…。
せめてこの新しい相棒をブルーにペイントしなおして、
“青い稲妻2世号”とでも命名したかったところだけれど、
ぶっちゃけそれも面倒なので、
現行のボティ色と元の持ち主にあやかって
“黒き仙一号 ドットコム(くろせん)”と呼んでいる。
そんなこんなで、
くろせん、都内を縦横に爆走中。
09/01(tue)にNHK総合テレビでオンエアされた、
『爆笑問題のニッポンの教養』という番組が
なかなかおもしろかった。
この日のゲストは坂本龍一で、語られたテーマはもちろん音楽。
とりあえず坂本教授が
日常的に好んで聴いている音楽をあれこれ紹介して、
次に爆笑問題のふたりの好きな楽曲を対抗馬的に提出し、
それぞれの楽曲に対する思いを語り合うことで
番組が進んでいったのだけれど、
話の内容は予想外にシリアスな方向に発展してゆく。
坂本教授がニューヨークを活動拠点に定めて
もうずいぶん長い期間が経っているので、
例の「9・11」テロ事件も
当然のごとくリアルタイムに現地で遭遇している。
その彼いわく、
あの事件からしばらくの間ニューヨークの街は、
普段からは信じられないくらい静まり返っていたという。
街を走る自動車のクラクションも聴こえなければ、
音楽もどこからも聴こえてこない。
で、その期間に彼自身も
自ら楽器を演奏したり作曲したりするような気には
まったくならなかったそうだ。
そしてそういったことについて彼は、
「ほんとうにつらい時とか恐怖を味わっている時は、
人は音楽はできない」と分析する。
で、この時点で僕はてっきりこの話題が
「要するに音楽なんて、
結局のところ人間にとってさして重要なものではない」といった
音楽家としてのある種の無力感をともなった
マイナスな定義付けをされてゆくのかなと想像したのだけれど。
そんな風に音楽に対してのモチベーションが
下がりまくってしまった教授だが、
職業音楽家としては
抱えている仕事をいつまでも放り出しておくわけにもいかず。
ある日に意を決して、
締切間近の仕事に取りかかるべく楽器に向かったところ、
その場で奏でられる音楽が
こわばっていた自分の心身をほぐしてゆくのを
しみじみと実感したらしい。
で、僕は今度はこの時点で、
「なんだかんだ言って、やはり音楽はすばらしい」的な
明るい結論でこの話題が区切りを迎えるかと思ったら…。
坂本教授が最終的に披露した自説は、
「音楽というものは
そのくらい人々の心に強く訴える力を持っているということを
僕はよくわかっているし、
それは良い使いみちにも利用できれば、
まったく逆の使いみち(かつてのナチスドイツが
ワーグナーの音楽を利用して
民衆の戦意を高揚させたような)に利用することもできる。
だから僕は自分で作曲をする時に、
その楽曲があまりに人々の心を揺さぶりすぎないように
ある程度おさえたレベルの仕上がりになるようにしている」
といったような、
いささか唖然とするようなものだった。
えーと、それはつまり、
ほんとうはもっと良い曲になる筈のものを
そこに到る途中の段階で止めるということっすかね…!?
いたずらに人々をあるひとつの方向に煽動してしまわないように?
や、僕は自分で作曲やら編曲やらをする時には、
自分の持っているありとあらゆる引き出しを開けまくって、
それだけ力を尽くしてなお、
もっと良い曲が作れないもんだろうかと
悩んでばかりなんですが…。
いやあ、僕のような凡人にとっては、
いささか話が高度すぎてびっくりだった。
今日の深夜(02:30AM〜)にBS2で再放送があるようです。
興味を持たれた方は是非ご覧くださいな。
08/05(wed)、
日本テレビ系・お昼の情報バラエティ番組、
『おもいッきりDON!』に
浪越指圧の浪越孝氏が生出演します。
4ヶ月ぶり、2回目の出演ですね。
完成間近の楽曲、
“指圧のこころ(The Heart of Shiatsu)”も、
浪越氏の出演コーナーの中で
前回以上に大きくフィーチャーされる予定。
11:55A.M.・放映スタート。
『おもいッきりDON!』公式HP↓
http://www.ntv.co.jp/don/
ちょっと前に
小石川から借り受けたピーター・バラカンの著書、
『猿はマンキ お金はマニ』がなかなかおもしろい。
“日本人のための英語発音ルール”という
サブタイトルが付けられたこの本は、
どうしたらネイティブスピーカーのような
英語発音ができるようになるかということについて、
この数年に僕が重ねてきたささやかな研究を補足してくれたり、
あるいはどうしても解明できずにいた疑問に
あっさりと答えてくれたりと、
非常にありがたいものなのだけれど。
で、我々日本人の英語発音がなかなかうまくいかないことを
あれこれと検証している中の、
いわゆる「R」と「L」の発音の違いについての考察において、
『日本語の「らりるれろ」にはLとRと同じぐらい
Dの音も混じっている』という
なんとも奇想天外(?)な記述があり、
著者自身もこの考察について
日本人には理解されにくいようだと述べているように、
僕にもどうもうまく実感できなかったのだけれど。
ある日偶然に、
これをちょっとだけ立証してくれるような唄を聴いてしまった。
うん、
この人↓の「る」には、
時々かなり強調されたかたちで
Dの音を聴き取ることができますね。
ま、あくまでも時々ですが…。
ちなみにこのバラカンさんの著書には
専用のホームページが開設されていて、
その中でこの本で紹介されている
ほぼすべての英単語の(おそらくは著者自身による)
実際の発音を音声で聴くことができます。
これはとてもよい企画だと思う、
本を読んだ方は是非アクセス↓してみてください。
http://www.nhk-book.co.jp/gogaku/monkey/なにはともあれ、
どうもここのところ英語を話す(というか、
英語で話さざるをえない)場面に遭遇することが増えていて、
個人的に英語のスキルを上げる必要を痛感することしきり。
つい先日も有楽町のガード下の焼き鳥屋で、
たまたまふたりの白人男性と同じテーブルに相席したので、
なんとなく自然な流れで
焼き鳥・焼きとんの注文の仕方やら、
あるいは食べ方(七味唐辛子や和芥子の使い方等々)やら、
彼らからの質問にいろいろと答えるべく奮闘したのだけれど…。
なかなかね、
すらすらと説明するというわけにはいかなくて、
こりゃなんとかしなくちゃなという思いを深めたのでした。
その男性ふたり組、イングランドから来日されたとかで、
僕的にはブリテンの方たちとの
はじめての(英語による)コミュニケーションだったのだけれど、
少なくともリスニングに関しては思いのほかなんとかなりましたね。
ジョン・レノンとかポール・マッカートニーとかの
インタビュー音源とかを聴くたびに、
英国人の英語ってのは聴き取りにくいもんだと
ついつい思ってしまいがちだったけれど、
あれはよく言われるところの
“リバプールなまり”ってヤツの影響大ということっすかね!?
ま、よくわかりませんが。
で、そのおふたりさんに
イングランドのどこから来たのかと尋ねたところ
ヨークシャーのリーズだと言う。
「Leeds? The Who? 『Live at Leeds』?」と
聴き返してみたのだけれど、
まったくもってノーリアクションだった。
うーん、けっこう有名なアルバムだと思うんだけどな、あれ…。