またか、と言われそうだけれど、
やはり相も変わらずジャズばかり聴いている(そうだ、
RAY嬢に薦められた、
彼女が
ちょっと前のブログ記事で紹介していた
Deckardの『Stereodreamscene』はべつだった。
これはなかなか良いです。
もっとも、たとえばアマゾンでこのアルバムを検索してみても、
中古盤しかリストに上がってこないけれど…)。
ここのところ、
我が家のCDプレーヤのトレーにひんぱんに乗っているのは、
『ランデヴー/峰厚介ミーツ渋谷毅&林栄一』というアルバム。
2サックス(テナーとアルト)にピアノという
なかなか独特な編成による演奏で、
聴き始めた当初は、
オトナたちによるしっとりと落ち着いたバラード・アルバム、
みたいな印象を持ってしまいそうになるけれど、
次々と聴き進めていく内に
ジャズ特有の「演奏者同士が凌ぎを削る」的な
テンションの高いやりとりが
3人の間でしっかりと行われていることがわかる。
ふたりのサックス奏者のみ(つまりピアノ抜きということ)による
まるで剣士の立ち合いのような
ピリピリとしたムードのコラボによる楽曲あり、
そこにピアノという楽器(しかも、
それは渋谷毅による演奏なわけで)が加わると、
それによってアンサンブルがどれだけ立体的に広がっていくのかが
とてもよく理解できる楽曲もあり、と
非常に充実した内容の、“濃い”作品だと思う。
とりわけ個人的に印象的だった(というか、耳が痛かった)のは、
このアルバムのライナーノートに引用されている
峰さんの談話の中の、
「溢れる程の才能と、人の百倍努力する精神力がないと
プロとして生き抜くことは出来ないでしょ」という一言だった。
そそそ、そうですか。
えーと、はい、確かにそうあるべきですよね。
いや、まったくもってごもっとも。
その通りですよね、たぶん、きっと…。
うーん、“溢れる程の才能”と“人の百倍努力する精神力”…。
どんな分野であるにせよ
創作に携わることを志す者にとって、
これは極めて簡潔で、尚かつ厳しいコメントですよね。
いわゆる評論家と呼ばれるような人たちからではなく、
現役のミュージシャン(しかも日本人)が
これだけキッパリとした見解を示すのって、
なかなか無いように思う。
いやいや、穴があったら入りたい。
もちろん、入ったからってどうなるものでもないだろうが。
で、これに先駆けてたまたま目にして、
これまたしばし考えさせられた一言もあった。
それは、近々モープーがライブで2度目の共演をさせて戴く
R・O・M・Aのベーシスト・安部OHJI氏が
自身のブログ記事の中で記述していた、
「ちなみにぼくたちは不器用だし、
お世辞にもあまり演奏がうまいとはいえません。
ただ一生懸命楽しくなろうとしているだけです」というもの。
彼はブログでこういうことを語ることがほとんどなく、
それだけにこれはとても印象的だった。
もちろん僕が言うまでもなく、
R・O・M・Aはとても演奏のうまいバンドなのだけれど、
そういった人たちでさえ、
自分たちのしていることに対して
これほど謙虚に考えているわけだ。
やれやれ、
もしも僕が自分の演奏について、
たとえ一瞬でも“うまい”とか思ったならば(えーと、
あるんです、実はそういうことが。たまにね…)、
それはまったく根拠のないただの驕りでしかないのだろう。
いやいや、失礼致しました。
反省します、ただひたすらに。
そして“人の百倍努力する精神力”という言葉を心の重りとして、
一生懸命楽しくなろうとしていきたいと思う。
ただ、“溢れる程の才能”というヤツについては、
ちょっと(いや、かなり)何とも言えないのだけれど…。
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1件のトラックバック
ボサノヴァ初めての方は、特に! 絶対おすすめ!!どこかで聞いたことのある曲も含まれ、すぐにとりこになると思います。飽きの来ない、リラックスタイムが約束されるでしょう〜。いいですね、このような柔らかい感覚の音楽を聴いていると、ふと心が和むような気がします。
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